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事業者インタビュー

さまざまな働き方があるなか、なぜ「この場所、この仕事」を選んだのか。
福島県で働く方々に、その理由をお聞きしました。
  • 福島市
    山水荘

  • 二本松市
    めぐり農園

  • 二本松市
    あだたら高原スキー場

「自然なものを食べたい、自分たちで作りたい」

二本松市東和地区
めぐり農園

すべて自分たちの手でやりたかった

東京で会社勤めをしていた私たちは徐々に農業に関心をもつようになり、「自然なものを食べたい、自分たちで作りたい」という思いが強くなっていきました。新規就農セミナーや田舎暮らし体験などに参加してさまざまな移住先を検討している中で出会ったのがここ東和地区です。 自然に即した手間のかかる昔ながらの農法を守っている人が多く、「ここならすべて自分たちの手で自給自足していく暮らしが実現する!」とワクワクしました。そして何よりも東和の人たちのあたたかみや人との絆の強さに惚れ込み、2011年3月に移住するスケジュールを組んで準備を進めていきました。 それぞれ勤め先を3月10日と12日付けで退職する段取りを整え、引っ越しの荷物をまとめていたまさにその矢先に東日本大震災が起きたんです。それでも、不安より新しい生活がスタートする期待感が勝っていたので、躊躇することなく東和への移住を決行しました。

農業に関してはもちろん素人でしたが、東和は新規就農に手厚いサポートがあり、地域のNPOが親代わりのように世話を焼いてくれるので本当に助かりました。東和の皆さんにいろいろと教えていただき支えられながら、今ではお米、野菜を自給自足しながら養鶏場を営んでいます。

濃い人間関係が東和の魅力

私たちは鶏を平らな地面で放し飼いの状態で飼っています。大量生産の養鶏場ではケージに入れて飼育しますがそれは自然な形ではありません。飼育頭数を制限し自然な形で育てる鶏は免疫力も高いため、ワクチンなどの薬剤を使っていません。手間をかけて自然な育て方をすれば本来必要ないものなのです。 効率的に産卵数を増やすのではなく、自然で健康に鶏が育つことを優先しています。産卵数は毎日一定しないので経営的には大変ですが、それこそが自然の証です。「生卵が食べられるようになった」「アレルギーがあったけど食べられるようになった」といった声が届くと嬉しいですね 。

鶏に与える飼料も、主に地元でとれるものを使って手作りしています。自分たちで作った野菜の他、ご近所から分けてもらったりんごジュースの絞りかすや地ビールのビールかすなど東和のつながりで得られる素材を配合しています。地域の中で循環型農業が回るのも東和ならではの魅力です。東和の濃い人間関係がなければ実現できない、相互扶助の暮らしの姿がここにはあるんです。移住後に長女、長男にも恵まれました。東和の人に囲まれ、のびのびと子育てできています。自分たちの目指していた理想の生活にどんどん近づいてきていますね。東和に来て本当に良かったと思います。