イベントレポート!
地域おこし協力隊との
蕎麦打ち&
釣り体験交流会

猪苗代町の良さを、
聞いて、触れ合って、体感!
楽しみながらも考えさせられる
1日になりました。

釣り体験と
蕎麦打ち体験イベント
  • 実施エリア/猪苗代町(磐梯釣り公園)
  • 日時/2月21日(火)
  • 参加者数/ワーキングホリデー参加者10名・地元の方約15名

磐梯釣り公園

自然環境に配慮した釣り堀で、エサ釣り、ルアー、フライフィッシング・カンテラが楽しめます。釣った魚はその場で調理してもらいましょう。他に、地元農家のオーガニック野菜や米、釣り具なども販売。提携の温泉ロッジもあります。

住所:福島県耶麻郡猪苗代町大字磐里字堤東1437
電話:0242−23−8836
営業時間:8:00〜17:00(最終受付 平日15:00/土日祝日16:00)
URL:http://bandai-fishing.com

釣り体験

猪苗代町を始めとする裏磐梯は、ヤマメやイワナ、ワカサギ釣りが盛んです。また、ニジマスの養殖場や釣り堀もあります。今回は、ワーキングホリデー参加者10名が、ニジマス釣りを体験しました。

ゆでたうどんや、すりつぶしたポテトにうどんを混ぜたエサで、釣りが始まりました。参加者10名のうち、9名が釣り初体験。おっかなびっくり釣り堀に糸を垂らすと、何と、数分のうちにニジマスが釣れました。あちこちで「釣れた!」という声が響くうち、それぞれの競争心に火がつき、釣果を競うことに。釣れても、エサをとられても大騒ぎで、釣り体験(約30分)はあっという間に終了。最も大きな釣魚は、35cmのニジマスでした。

蕎麦打ち体験

朝夕の寒暖差が大きな猪苗代で育つ、風味豊かな蕎麦も自慢の一つで、「猪苗代そばの里」を宣言しているほど。磐梯山の伏流水を使って打てば、美味しい蕎麦が完成します。
そこで蕎麦打ち名人お二人の指導による、蕎麦打ちを体験しました。桑原さんの蕎麦は、そば粉だけでつなぎを使わない十割蕎麦。一方、六角さんの蕎麦は、つなぎに中力粉を使った二八蕎麦です。参加者は名人が手際よく打つ姿に、「カッコイイ!」「手つきがプロ」などと感嘆していました。

ワーキングホリデー参加者も順に蕎麦切りを体験しましたが、なかなか均一に切ることができず、「これは太いよ」「同じ太さに切れない」「よし、僕が細く切るぞ!」と大はしゃぎ。

試食&食事会

午前中に自分たちで釣り上げたニジマスなどの魚は、地元の方々が天麩羅や塩焼き、燻製にしてくれました。また、名人が打ち、自分たちで切った蕎麦も茹でてもらい、煮物や漬物などを加えて食事会に。蕎麦はアルミ箔をもらって、打ちたての蕎麦を焼いたりと、地元ならではの食べ方も教えていただきました。

「この蕎麦、きっと自分が切った部分だ。だって斜めに切れているから」
「やっぱり、細い方がのど越しがいいよね」
「こっちと、こっちは味が違う。きっと、十割蕎麦と二八蕎麦だよ」
などと盛り上がっていました。また、煮物などお袋の味に「懐かしい味がする」と噛みしめていた参加者。「よそから来た自分たちに、こんなに優しくしてくれるなんて」と感動していました。

東日本大震災体験者からの講話

壁に貼られた写真を見ながら、東日本大震災で浪江町の自宅を失った小松さん、14メートルもの津波にのまれ九死に一生を得た桑原さんの話しを伺いました。6年を経ても、まだ色あせることのない辛い記憶に、参加者も神妙な面持ちに。
「地平線に見える白い帯状のものは雲ではありません。あれが、津波の第二波だったのです。後で計測してもらったら、私がいた地点では14メートルに達していたそうです」と淡々と話す桑原さんの言葉に、全員が息をのみました。「黒い波が押し寄せてきて、息ができず、もうダメだと思いました。気づいたら桜の枝に捕まっていたのです。でも、すぐに引き波が来ました。この勢いもすごくて、私は気を失っていたようです。気づくと上に明かりが見え、必死で水の上に顔を出したのです」と聞くと、思わず涙ぐむ参加者も。「津波警報を聞いたら、すぐに高台に逃げてください」という言葉に、全員、忘れてはいけない記憶と教訓を胸に刻みました。

意見交流会

食事を用意してくれた地元の方々との意見交流会では、「田舎の良さを理解してもらうために、子ども達が猪苗代に来られるプログラムを作るといい」「子どものうちから良さを理解していたら、大人になって定住しようと思うのではないだろうか?」「定住するには、働く場を作ることが重要」など、ワーキングホリデー参加者から積極的な意見が出されました。
また、東日本大震災の前後で猪苗代がどう変わったのかを教えてくれた地元の方々に対して、「辛かったことと、良かったことを教えてください」など、多くの質問が。
そして最後に、参加者からは口々に「ワーキングホリデーが終わっても、また、ここに戻って来ます」「夏には父親と一緒に来ます」などの言葉が聞かれました。

参加者コメント

  • (女性・北海道から参加)
    家から比較的距離が近いことと、2週間という長さがちょうどいいので参加しました。いろんなイベントに参加できるというのも、決めたきっかけです。地元でのアルバイトと違って、ここは全国から集まっているので、多くの人と友だちになれたのが良かった。今日のイベントもそうですが、地元の人が親切にしてくれるので安心です。

  • (男性・千葉県から参加)
    スノボがしたくて、このワーキングホリデーに参加しました。宿舎とスキー場が少し離れているのですが、スノボをしようと思ったら職場の人が送り迎えをしてくれます。どこかに行こうと思ったら、タクシーを呼んでくれたり、地元の方のそんな思いやりに感動しました。今日の料理にも優しさを感じています。

  • (女性・北海道から参加)
    スキーやスノボが好きなので、スキー場でアルバイトできるこのワーキングホリデーに参加しました。大きなスキー場なので、出身地や年代も違う人達が働いていて、色んな話しができ、勉強になります。地元の方の話しからも学ぶことがたくさんありました。

  • (男性・千葉県から参加)
    スノボがしたかったから、働きながら遊べるワーキングホリデーに参加しました。仕事がきつくても、先輩が優しく教えてくれるし、気遣ってくれるので、来て良かったなと思っています。

  • (女性・神奈川県から参加)
    インターネットで「ふくしまふるさとワーキングホリデー」を見つけ、一度福島に行ってみたいと思って参加しました。こういう機会でもないと、なかなか東北には行かないと思ったので・・・・・・。ここでは時間がゆっくりと流れ、人々があたたかく迎えてくれるので、参加してよかったなと思います。今日のおもてなしも嬉しかった。地域の話しもいろいろと聞くことができました。

  • (男性・東京都から参加)
    スノボがしたかったので、期間的にも長くも短くもないこのワーキングホリデーに参加しました。普段は違うアルバイトをしているのですが、まったく違う仕事ができて、いい経験になっていると思います。今日みたいなイベントも勉強になりました。

  • (女性・千葉県から参加)
    リゾートバイトがしてみたいと思っていたのですが、2週間のワーキングホリデーなら大学の休みが利用できると思って、参加しました。地元の人に美味しいラーメン店を教えてもらって、あちこち食べ歩いています。地元の方々と話しができて良かった。

  • (男性・大阪府から参加)
    参加のきっかけは何となくだと思います。気がついたら夜行バスに乗っていた感じかな・・・・・・。ここは手が霜焼けになるくらい寒いんです。でも、そんなときにお風呂に入ると、すごく幸せな気持ちになります。いつも何気なくしていることが幸せだと、ここで気づきました。

  • (女性・千葉県から参加)
    普通だったらできないアルバイトがしたいと思って応募しました。アルバイトをしながらスノボも楽しめるのが魅力です。猪苗代に来て驚いたのは、乗り遅れそうになっても電車が待っていてくれたり、防寒のために、降りるときはボタンを押さないとドアが開かないことです。すごく人に優しいなと思いました。魚釣りや蕎麦打ちは始めてだったので、とても楽しかった。いい経験ができました。

  • (男性・大阪府から参加)
    まだ、東北と北海道に行ったことがなかったので、今回は東北の「ふくしまふるさとワーキングホリデー」に参加しました。始めてここに来た時、駅に寮長さんが迎えに来てくれていたので、すごくホッとしましたし、何より人の優しさが嬉しいですね。

結びのひと言

  • 大学生が蕎麦打ちや釣りに興味を持ってくれるだろうかと心配していましたが、すごく盛り上がってくれました。食事会でも「美味しい」とたくさん食べてくれて、安心しました。参加者のみなさんに感謝しています。また、釣り堀での釣りも、吹雪にならず、本当に良かった。

    猪苗代町地域おこし協力隊
    門永貞行

  • 町を紹介するために、名所などを回るツアーにしようかと迷いました。しかし、イベント時間が限られているので、居ながらにしていろいろと体験できるこのような形にしました。結果的に、地元の方々とじっくり話せましたし、より深く交流していただけたと思います。釣りや蕎麦打ちも、積極的に楽しんでくれていたようです。

    猪苗代町地域おこし協力隊
    國分健一郎

次回はバスツアーのレポートです!